作業療法学生が大学院進学を決めたわけ[動機編]
1カ月ほど更新をしてなくてすみません.
院試やら実習やら抄録書くやらで,マイペース更新を考えてるブログは後回しになっちゃいました.
今回から数回かに分けて,大学院進学についての感想をちょっと書いてみようかなと思います.
そもそも作業療法を志したわけ
僕は高校2年生の夏前まで教員志望で,某横浜国立大学を目指す健全な男の子でした.高1から小学生に野球を教えるコーチをしてましたし,天文部(正確には地球科学部)に所属してた時には小学校で授業をしたこともあるくらい教えるのは得意だし好きです.
そんな僕と作業療法のファーストコンタクトは作業療法士で当時私の所属する大学の准教授だった父がきっかけでした.当時の僕は父の仕事がどんな仕事なのか,どれだけ難しい仕事なのかよくわかっていませんでした.
ある日,「大学の先生ってなるの難しいのかな?」という疑問をもち,グーグル先生に聞いてみたところ,めっちゃ難しいことが分かりました(笑)
そのついでに作業療法士のことも調べたんですが,「は?」って言葉しか出てきませんでした.作業療法がさっぱり意味不明だったわけです.
そこから僕は作業療法とは何か?作業って何なのか?を調べるようになりました.吉川先生の「作業って何だろう?」って本を高校生ながら手を出したり,哲学や社会心理学に手を出したりといろいろやってみたんですが,高校生にはわからん!!
調べても微塵もわからない経験はそこまでの人生でほとんどなかった僕は,こんなことを考えました.「作業療法を勉強するために作業療法士になって,その道で教員やればええやん!!」
そんな邪心100%の気持ちで作業療法士を志すようになりました.
大学院進学を決めたわけ
長々と脱線してしまいましたが,私が院進を決めたわけは私の夢が作業療法領域の教員だからです.
私は作業療法士として勤務するよりもそれを教える役割の方が数千倍向いてると思ってます.なので,作業療法士を目指してる学生さんや,既に作業療法士として働いている皆さんには大変申し訳ないのですが,私は大学入学時点で,臨床よりも教育・研究にしか目が向いてませんでした.
もちろん研究疑問の多くは臨床に落ちているわけですし,指導をするには臨床で得られる知識や技術を多く身に着けている必要があるので,臨床をおろそかにするつもりは毛頭ないですし,事実私は4年間常に成績上位でいられるように努めてきました.
しかし,現在・これから勉強する知識も技術,そして学位もすべて,「良い教員になるための準備」だと思っています.何度も書きますが,僕は臨床家よりも教育家の方が何千倍も向いてます.良い教員になって,よい臨床家をたくさん育てることが私なりの「作業療法」「社会貢献」だと思っています.
教員になるためには修士号は最低条件,いや博士号まで最低条件です.学位をさっさととってしまい,研究者としての道を確保する.そして教員になるために必要な臨床年数(5-10年くらい)の間に可能な限りの臨床の知識・技術を蓄えたいと思っています.なので,通常学部卒業後数年経っていくのがベターとされるこの業界において,学部卒業のタイミングで大学院進学をしようと決めました.
すべては「良い教員になるための準備」のためです.
まとめ
長々とお話ししましたが,私が院進を決めたわけ.これは「良い教員になるため」に必要な準備のうちの1つだからです.準備早めにすましておくタイプなので,このタイミングでの進学を決めました.
次回は院試準備編ということで,僕なりの研究テーマの決め方や,院試対策をお話しする予定です.